和光小学校では、子どもが自ら考え、感じ、仲間と共に学び合う中で、深い学びへとつながる授業づくりを大切にしています。
すべての教科において「体験」と「対話」を重視し、知識の習得にとどまらない、本質的な理解を育んでいきます。子どもたちが身近な生活や社会の現実と結びつけながら学ぶことを通して、「なぜ?」「どうして?」と問いを持ち、探究する姿勢を育てていきます。
それぞれの教科での学びはバラバラではなく、子どもたちの成長と世界へのまなざしを豊かにするために、つながりを持ちながら展開されていきます。
3つの教育の柱
01. 各教科の学び
02. 総合学習
03. 教科外教育
01. 各教科の学び
「ことばの力」は、すべての学びの基礎にあると考えています。
「日本語を豊かに読み・聞き取り・味わい・語り・書く子どもに育てる」を目標とし、教材を自分たちで選び、その時々の子どもたちの実態に応じた多様な方法と工夫を追求しながら授業づくりを行っています。
様々な場面で書き・語ることを通して子どもたちの表現を引き出し、読み合い・聞き合いながらことばを交流していくことを大切にしています。
和光小学校の算数教育は「現実世界と算数を切り結んで考え、解き明かしていける力をつける」ということを目標にしています。
ただ公式を暗記するだけ、人より速く計算できることのみを喜びとする、そうした授業ではなく、算数を学ぶ中で現実を見つめる目を育て、学び合い、分かち合うことを楽しめる・・・そんな子どもたちが育つ授業をめざしています。
子どもが自然や物にはたらきかける学習活動を通して、本質に迫っていける内容を重視して学んでいます。
「体験すること」は、考える元となります。そのため、一人ひとりがしっかり見て、自分の手で確かめたりできるよう、工夫しながら教材を準備しています。
子どもの予想をもとにして意見を述べあい、お互いに響き合いながら、より正しい自然認識を作り上げていく授業づくりを目指しています。
和光小学校の社会科は、
①生産と労働、②暮らしと消費生活、③自治・行政、④うつりかわり・歴史、
の4つを内容としています。
3年生の地域たんけん、4年生の「くらしと水・ごみ」の学習、5年生の「農業学習」など、自分たちで見つけた事実をつなぎ合わせて、そこから見える現代日本の課題に迫ることを目標にしています。
6年生の歴史学習で、戦後の歴史から出発し、その後近代を学ぶようなカリキュラムを組むなど、子どもの実感を大事にしながら学習を展開することも意識しています。
和光小学校の体育の学習は、大きく2つの内容に分かれています。
1つは系統性を考えた教材の配列です。水泳を例に挙げると、脱力した伏し浮きから呼吸、ドル平泳法、近代泳法といったように、子どもの学びやすさと科学的理論を裏付けに教材の構成を考えています。
もう1つは行事での取り組みで、運動会の集団競技やいちょうまつりの民舞がそうです。上級生の活躍や演技を見ながら次の目標をもてるのが特徴です。
音楽はすべての学年で「楽しむ」ことを大切にしています。
低学年ではうたいあそび、からだ丸ごとで音楽を感じ、心とからだを開く時間となっています。中高学年では学習の主体者である子どもたちが、自分の好きな曲を選びみずから練習し友だちに発表し交流するなど、仲間と関わり合いながら個々の音楽表現や音楽的な要求も高めることを大切にしています。
友だちの表現に耳を傾け、多様な音楽を共有する中で互いの音楽世界はひろがっていきます。
和光小学校の美術は、成長段階に応じて豊かな表現ができるよう考えられています。
絵を描くことは、自身の内面や身の回りの生活環境を見つめることに繋がります。また、描く中で自分を知り、他者を知り、興味関心の世界が広がっていきます。
子どもたちの絵を、表現の一部や表層的な観点ではなく、今を生きる子どもたちを丸ごと受け止めながら、寄り添って関わっていきます。
ものをつくる行為を通して、先人より伝わる技術や世の中にあふれる「モノ」への見方を新たなものにします。紙・布・木・土・鉄などの様々な素材や、それを加工する道具と出会い、自分の生活を豊かにする作品づくりに取り組んでいます。
子どもたちは、ものを作る行為そのものにも、完成した作品を使うことにも喜びを感じています。楽しさを原動力に、ものをつくることが日常になる子どもを育てています。
02. 総合学習
豊かな体験をベースに、現実世界の中にある様々な課題を、
仲間とともに探究し、生きる人格を育てることを目的として行う
和光の特徴的な教育が【総合学習】です。
学校の行き帰りに見つけたことを先生や友だちに聞いてもらいたい、見つけたものを見てもらいたい、という子どもたちの思いは、朝の会の「はっぴょう」へとつながります。
ある子が見せてくれた「たね」の発表から、クラスの子どもたちが刺激を受けて、色や形の違ったたねが次々と集まるようになります。
それはさらに個々の草花への関心へと広がり、そこから栽培や一つの花の種の数調べ、調理や染め物などへ、子どもたちが次々と学習を発展させていくのです。
子どもたちの興味や関心から生まれる「知」への欲求を自然なかたちで学習へと結びつけ、豊かな体験へと展開していきます。
中学年になると、身のまわりの自然や社会のことをとらえる力がついてきます。
大人、親、教師対して見える力もつき、「言われたことに対してなぜ?」と考え、それに応えてもらうことで視野も広がります。
こうしてそだってきた「なぜ?」を大事にしながら、総合学習でも、具体的な体験や活動を大切に、筋道を立てて物事をしっかり見て判断できる力、考える力を育てていきます。
3年生は生きものとしての「カイコ」を分室で育て、養蚕という産業にも目を向けます。4年生は生きものとして始まる「多摩川」から、クラスでテーマを決めて「見つける・調べる・まとめる」学習をします。
高学年になると、行動力も抽象的な思考力も大きく成長します。
テレビや新聞で報道される社会的なことを見つめ、自分なりの考えを持とうという姿勢が育っていきます。そんな子どもたちに取り組ませたいのが、「総合学習では、現代的な課題をとらえ、しっかりと取り組む必要がある」という視点です。
学習することで自分たちが生きている今の時代がいろいろな側面から見え、自身の生き方も重ねあわせて考えることができるような、そんな学習を展開したいと思います。
― 命と平和、自分の生き方を考える、6年生の学びの集大成 ―
和光小学校の6年生が取り組む「沖縄平和学習」は、1987年から続く総合学習の柱の一つであり、子どもたちが「平和」「命」「自分の生き方」について深く考える機会となっています。
沖縄の文化にふれ、戦争体験や基地問題を学び、3泊4日の学習旅行を通じて、命・平和・自分の生き方について深く考える機会をつくります。
ただ知識を得るだけでなく、「自分だったらどうするか」を考え、伝えることまでを大切にしています。
子どもたちの人生に残る、かけがえのない学びです。
すべての子どもが、
安心して自分のからだと生き方を大切にできるように
和光小学校では、子どもたち一人ひとりが自分のからだや性、そして人との関係性について、正しく知り、感じ、考えられるようになることを大切にしています。
私たちは性教育を、「からだとこころの学び」として位置づけ、1年生から6年生まで、発達段階に応じた継続的なカリキュラムを実践しています。これは、包括的性教育(CSE:Comprehensive Sexuality Education)の理念に基づいた、世界標準の教育アプローチです。
2017年、刑法性犯罪が110年ぶりに改正され、文部科学省も「生命の安全教育」として性に関する教育に本格的に取り組み始めました。しかし、現在の日本の性教育は依然として制限が多く、「人の受精に至る過程を教えてはならない」といった“歯止め規定”も存在します。
一方で、世界ではすでに性を「生」と「人権」の視点から学ぶ包括的性教育が主流です。
各国で学校教育の中に位置づけられ、子どもたちが自分自身のからだや性を正しく理解し、自他を尊重する力を育てています。
和光小学校ではこの視点にいち早く取り組み、「性は自分のからだと人生に関わる、当たり前の学び」であるという考えのもと、信頼できる正しい性教育を、1年生から6年生まで一貫して行っています。
子どもたちが自分のからだを大切にし、他者との関係性を尊重する力を育むことをめざし、日々の学びに取り入れています。
和光の性教育で大切にしていること
和光の性教育で育てたいのは、「からだと性は自分のものであり、自分で守り、選ぶことができる」という感覚です。それは決して“性”に限られた話ではなく、
● 自分を大切にすること
● 他者との関係を尊重すること
● 社会の中で自分らしく生きること
につながる、
人としての自己肯定感と、生きる力を育む学びだと考えています。
世界に羽ばたく子どもを育てるために、学童期に大切にしたいことは、
母国語を育てること
豊かな日本の文化を知ること
様々な地域や国の文化と出合うこと
外国のことばをしゃべりたい、外国に出てみたいという気持ちを育むこと
だと考えています。
そのために、和光小学校では1年生のアイヌの学習をスタートに、民舞をはじめ、6年間で様々な日本の文化と出合います。2年生の「せかいの〇〇」では、様々な国や地域の文化を知り、愉しみます。
和光小学校は、日中韓の学校と姉妹校関係を結び、長年にわたって三カ国交流を続けてきています。日本に来た外国の友だちを受け入れたり、中国や韓国に行ったときにはホームステイさせてもらったりしています。
一緒に遊んだり、食事をしたり、寝泊まりする中で自然な交流が生まれ、おたがいの文化を肌で感じています。
また、英語圏の学校として東京インターナショナルスクールや、YUAIインターナショナルイスラミックスクール、アジア圏の学校として横浜山手中華学校、東京韓国学校など、国内の学校との交流も行われてきました。
こうした生きた交流を通じて、外国文化への理解や、外国の友だちと交流してみたいなという気持ちを育てています。
03. 教科外教育
和光小学校の3つ目の教育の柱は「教科外教育」です。
様々な特色のある学校行事や、子どもたちが“より良い学校”をつくっていく自治活動などが含まれます。私たちは、コロナ禍を経て「学校の意味」をとても考えさせられました。学校行事はどんどん削られ、仲間と協同すること、何よりも楽しむことが、学校の中からどんどん減らされていっている現状があるのではないでしょうか。もちろん、目の前の子どもたちを見ながら、精選していくことは大切にしつつ、学校が“学校”であるために、大切なこととは何か? 私たちはそのことを考えながら、「教科外教育」も豊かに実践していきます。
和光での生活を
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和光の空気を、ぜひ体感してください。
OPEN CAMPUS
「我が子の“らしさ”を、ずっと大切にしたい」
そんな想いで学校を探している方へ。
和光は、子どもたち一人ひとりが、安心して“自分”になれる場所です。